株式会社イコム様 導入事例
ストレージ事業での実績と知見を活かした提案力が決め手に
Salesforceで自社システムの課題を克服、業務を効率化
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株式会社イコム
経営企画室 杉山 由里子さま(写真)
経理総務部 若林さま
ストレージ事業部 リーダー 熊谷さま
株式会社イコム様は、貸地事業・ストレージ事業(収納事業)・パーキング事業の3本柱を軸に、不動産の可能性を最大化する土地活用サービスを展開している企業です。豊富な実績とノウハウ、独自のネットワーク、そして一人の担当者が提案から契約まで親身にサポートするスタイルを強みに、活用が難しい土地の価値も引き出し、収益化につなげています。北関東を中心に、ストレージ事業では5,000室以上のレンタル収納スペースを、パーキング事業では230件以上の駐車場を運営するなど、地域に根差したサービスを広げています(2025年現在)。
株式会社イコム様 公式サイト
今回は、経営企画および『Salesforceソリューション』の導入・運用を含むIT総務を担当する杉山さま、経理を担当する若林さま、ストレージ事業部で顧客管理や契約事務を担当する熊谷さまに、導入の効果やご感想を伺いました。
【導入前の課題】
- ・自社開発システムが改造できず、業務に制約があった
- ・規模拡大でシステムが重く、不具合も増加
- ・事業部ごとに複数ツールを併用しており、一本化が必要だった
【導入の決め手】
- ・同業他社(ストレージ事業)がSalesforceを使用している
- ・同業他社(ストレージ事業)のSalesforce導入・運用支援の実績と知見がある
- ・システムの自由な変更やアレンジ、一本化、効率化などの課題を解決できる
【導入の効果】
- ・システムの一本化・高速化を実現
- ・Web入金処理が1/4に短縮され、経理・事務を効率化
- ・入力ミス防止や書類作成の簡便化で業務改善と負担軽減
【導入前の課題】改造できない自社開発システムに限界を感じていた
同社では、Salesforceソリューション導入前に自社開発システムを使用していました。新たなシステムを必要とした当時の状況と課題について、経営企画部の杉山さまは次のように話します。
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「長く運用していた自社システムをバージョンアップできなかったことが、最大の課題でした。業務上やりたいことがあっても改造できず、別途予算を確保して機能開発を依頼するか、我慢するかしか選択肢がなかったのです。さらに、システム開発当初は50件ほどだったストレージ事業部の物件数が、現在では200件を超えています。規模拡大に伴って動作が重くなり、不具合も増え、限界を感じていました。
加えて、そのシステムを利用していたのはストレージ事業部に限られており、他の事業部ではMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシートを併用しなければならない業務が数多くありました。社内の基盤システムを一つで完結できるようなものにしていくことを目指して模索するなかで、同業他社でも導入が進んでいたSalesforceを知り、検討を始めました」
【導入の決め手】ストレージ事業の実績と、こだわりを具体化する提案力
システム検討の段階では3〜4社に問い合わせを行ったと杉山さまは振り返ります。ノーコードで作成・運用できる他システムも視野に入れていたものの、迷いは少なかったそうです。Salesforceソリューション、そして当社の導入・運用支援を選んだ理由について、次のように話します。
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「決め手になったのは、不動産業・ストレージ事業を展開している同業他社がすでにSalesforceを使っていたことです。実際の活用の仕方もテスト環境で見せてもらい、これだと感じました。その後、Salesforceの営業の方に、同業他社さんのシステムを構築したエス・ビー・エスさんをご紹介いただいたという流れです。初めてのソリューション導入でしたので、知見と実績のある方にお願いしたいと考えました」
Salesforceとの契約から実装までの期間は、約半年間ほどでした。打ち合わせもスムーズに進み、終始和やかな雰囲気だったといいます。
「エス・ビー・エスさんは、最初から朗らかで気さくな人柄を感じました。難しい言葉を使わず、常に目線を合わせてくださるのが印象的でしたね。当時は、あれこれと希望を伝えながら要件定義を進めていきました。もちろん思い通りにならない部分もありましたが、それに近づけられるよう数多くの提案をしていただけました。運用開始後も段階的に機能を追加していて、現在は第3次リリースに取り組んでいます。一方で、部分的には随時手を加えており、わからないことはすぐに相談しています。」
導入・運用支援におけるサポートの満足度については「とても高いですね、バッチリです!」と笑顔で語ってくださいました。
【導入の効果】システムの一本化と効率化で、時短と業務改善を実現
Salesforceの導入により、課題だったシステムの一本化や高速化、メンテナンス性の向上を実現。実務の中で大きな効果を感じられているそうです。若林さまは経理の視点からこう語ります。
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「以前はMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシート、Googleドライブなど複数のツールを行き来する必要がありました。自社システムもとにかく重く、入金処理が進まない、確認に時間がかかる――そんな日常でした。必要なデータも思うように取り出せず、レポート作成に多くの手間を要していました。Salesforceの導入でこれらを効率化でき、今は非常に快適です。
たとえば、Web入金の処理時間は従来の1/4ほどに短縮されました。以前は1件ずつ内訳を確認して手入力していたため、20件の処理で最低20分かかっていましたが、現在は5分もかかりません。内訳を一覧で確認でき、必要なレポートもシステム内で作成してダウンロードすれば完了です。Salesforceで一連の作業が完結し、目に見えて時短につながっています」
ストレージ事業部で事務を担当する熊谷さまも、業務負担とストレスが大幅に減ったと話します。
「特にメリットを感じるのは自動通知機能です。誤入力があれば警告が出たり、入力漏れがあると登録できなかったりするため、ミス防止に直結しています。以前は四六時中行っていた確認作業も不要になりました。入金日なども設定すれば通知が届くので、社員への連絡回数も減り、指摘や注意をする気苦労から解放されました」
経理部門でも同様の効果が出ているそうです。さらに、熊谷さまはこう続けます。
「請求書や更新通知書を出すだけでも以前は試行錯誤が必要でしたが、細かな設定変更が可能になり、書類の作成がとても楽になりました。複数のシステムに二重入力する必要もなくなり、業務が格段に効率化しています」
【今後の展望】連携範囲を広げ、さらなる効率化と課題解決を目指す
Salesforceの成果を実感されている杉山さまは、今後の活用についても意欲的に語ります。
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「私はシステムをSalesforceに変えて、ワクワクしています。自由度が高いからこそ、次はこうしたい、やってみようと思えます。現在はストレージ事業部のエンドユーザー向けの部分を段階的に作り上げているところですが、今後は貸地事業におけるオーナーさま・テナントさまの管理も連携させていきたいです。オーナーさまへの賃料支払いや報告書作成にかかる時間の短縮は当社全体の課題ですから、ボタン一つで誰でも出せるような仕組みにしたいですね」
エス・ビー・エスへの信頼についても話してくださいました。
「エス・ビー・エスさんは本当に『読み解く力』が高いと感じます。私たちのこだわりにも柔軟に対応していただき、良い形で実現できているのですが、私たち自身では『こだわり』だと気づいていないことも少なくありません。私たちの『こうしたい!』に対して、一般的な組み方ではないとしても、その本意を汲み取って高いクオリティで提案してくれます。ベンダーさんというより、良きパートナーだと思っています」
