SalesforceとSlackを連携して営業・承認業務を効率化!事例でわかる活用方法と導入ポイント

営業支援を行う「Salesforce」と、業務用チャットツールである「Slack」、一見役割の違う2つのツールですが、連携することでこれまでにない業務効率化を叶えることも可能です。
本記事では、SalesforceとSlackの連携が生む営業・承認における業務効率化効果や事例について解説するので、生産性の向上を目指したい方はぜひご覧ください。
はじめに:Salesforce × Slack連携が注目される理由
営業活動や承認業務における情報伝達の遅れ・承認の停滞は、企業や組織の生産性を大きく損なう要因です。こうした課題を解決する手段として、「SalesforceとSlackの連携」を活用することができます。
SalesforceとSlackを連携することで得られる3つのメリット
SalesforceとSlackの連携効果には、主に以下の3点が挙げられます。
① 営業進捗・案件情報をリアルタイム共有できる
SalesforceとSlackを連携すると、Salesforceにおける営業・案件の進捗情報をSlackでリアルタイムに受け取ることが可能です。
商談ステータスの更新が自動で共有
Salesforceで商談のステージが進んだ場合に、その情報をSlackのチャンネルに自動で投稿することができます。
例えば、「#営業案件」チャンネルに「〇〇株式会社の商談が“契約交渉中”にステージアップしました」と通知されることで、チームメンバーが即座に状況を把握できます。これにより、各自がSalesforceを開かずとも進捗を確認でき、業務のスピードと透明性が向上します。
進捗遅延やフォロー漏れの早期検知
営業担当が数日間、商談情報を更新していない場合や、予定されていたアクションが未完了の場合も、Slackでアラートを飛ばす設定が可能です。
「5日間更新のない案件があります」「次回アクション日を過ぎたままのリードがあります」といった通知がSlackに届くことで、上司やチーム全体が早期にフォローの必要性に気づけます。これにより、失注リスクを最小限に抑えながらの対応が可能になります。
②承認フローのSlack化で意思決定が高速化
営業管理における承認フローを、Slackで高速化することが可能です。
Salesforceの承認申請をSlack通知 → そのまま承認・却下が可能
例えば、営業担当がSalesforce上で見積金額の承認を申請した場合、その通知が自動的にSlackの上長宛チャンネルまたはダイレクトメッセージに送信されます。
Slackの通知には「承認」「却下」などのボタンが表示されており、Salesforceへログインする手間を省き、上長はその場で決裁が可能です。
上長の承認待ちで止まるボトルネックを解消
従来の承認フローでは、承認者のSalesforce確認が遅れるだけで案件の進行が数日止まってしまうこともあります。Slack連携を実装すれば、承認者の「気づかない」「対応が後回しになる」といった事態を防ぎ、商談やプロジェクト進行のボトルネック解消につながります。
③アラート・リマインドの自動化で営業組織の健全化
Salesforceからのアラートやリマインドを自動化することで、ミスのない営業フローを構築できます。
失注・失念防止アラートをタイムリーに通知
営業現場では、「対応を忘れていた」「連絡が遅れてしまった」といった人為的なミスが失注の原因になることも考えられます。
SalesforceとSlackを連携させることで、以下のようなトリガーに基づいた自動通知を実装可能です。
- ・見積提出後3日以内にフォローがなければSlackにリマインド
- ・次回アクション予定日を過ぎたらSlackにアラート通知
- ・商談の「失注」選択時に、理由未入力ならSlackで担当者に記入を促す
これらの仕組みにより、営業担当の抜け漏れや対応遅延を未然に防ぐことができ、顧客対応力の向上と組織全体の業務品質の平準化が可能です。
SalesforceとSlackの連携パターン・代表機能
SalesforceとSlackの連携について、基本・応用機能をそれぞれご紹介します。
【基本編】すぐに使える標準連携機能3つ
以下3つの機能は、標準的な連携機能であり、簡単に使うことができます。
①レコード共有・検索
商談・リード・ケース情報といったSalesforceの情報をSlack内で簡単に共有・検索できます。Slackでのやり取り中に、対象の情報を呼び出せるため、確認作業ややり取り、サポートがスピーディになります。
②承認依頼のSlack通知
Salesforce上で起票された承認申請は、自動的にSlackに通知されます。承認者はSlack上にてワンクリックで対応可能です。場所やデバイスを問わず即時の意思決定ができるため、案件進行のボトルネックを解消し、商談や契約のスピード感が格段にアップします。
③コメント・通知の自動投稿
商談のステージ変更など、特定の更新があった際に、自動でSlackへ通知できます。
営業マネージャーやチームメンバー全員が変更内容を即座に把握でき、次のアクションへ素早く移れるようになります。
【応用編】ワークフロー自動化・高度活用機能3つ
ワークフローの自動化など高度な機能を活用することで、営業担当者は真に向き合うべき業務に集中でき、生産性の大幅な向上が期待できます。
①Salesforce Flow(旧プロセスビルダー)を使った通知設計
「失注したらマネージャーにアラート」「重要商談が最終ステージに入ったら通知」など、業務ルールに応じてSlack通知を自動化できます。
これにより、営業活動の見える化と即時フォローが可能になり、チーム全体でタイムリーな支援とヌケモレのない対応が可能になります。
②承認フローのカスタム設計
商談の金額や条件に応じて、一次承認・二次承認などの柔軟なフローや分岐を設計可能です。
例えば、「100万円以下は営業部長承認、100万円超は本部長承認」というような細かなルールも再現でき、複雑な社内規定にも対応したスムーズな意思決定フローを実現できます。
③API・システム連携によるカスタム開発
社内システムや基幹システムとの連携でより広範なデータ連携を実現
→業・管理部門・経理など複数部門間のシームレスな情報連携が可能になり、組織全体の効率化に繋がる
SlackとSalesforceに加え、ERP・経理・人事などの社内システムと連携することで、全社で横断的な業務の自動化が可能になります。
例えば、営業活動→請求書発行→経理処理といった一連の流れをSlack起点に連携することで、フローを最小化できます。
Salesforce × Slack連携 2つの活用事例
SalesforceとSlack連携における、2つの活用事例を以下にご紹介します。
不動産業:Slack通知による空室率上昇の防止
導入目的
物件に空室が増えた際のアクションが遅く、空室率上昇によるロスが多いという課題があった。
活用機能
Salesforceで物件情報を管理し、空室が発生するとすぐにSlackへ通知するという連携機能を活用。
結果
空室が発生してから次の成約までの期間短縮に成功した。
学習塾:新規問合せ時の対応効率化
導入目的
新規問合せ時に顧客とのアポイントメントが遅れ、成約率がなかなか上がらないという課題があった。
活用機能
SalesforceとSlackの連携機能を導入し、Salesforceにて申込情報をリードに紐づけ、リード登録時に自動でSlackへ通知がいくという仕組みを構築。
結果
スタッフがすぐさま顧客とアポイントメントを取ることができ、成約率が向上した。
Salesforce Slack連携は「柔軟な設計」が成功のカギ。エス・ビー・エスの支援内容とは?
SalesforceとSlackを連携するには、自社の業務フローやサービス設計、承認フローなどに合わせた柔軟な設計を行うことが重要です。
エス・ビー・エスでは、Slackとの高度な連携も含めた導入支援をご提供しています。
エス・ビー・エスが提供する導入支援内容
- ・現状業務フローのヒアリング・整理
- ・Salesforce側・Slack側の最適な連携シナリオ設計
- ・標準機能+Flow+アプリ活用の組み合わせ提案
- ・導入後の定着支援・内製化支援
エス・ビー・エスのSalesforce導入支援では、以下の流れで導入を行います。
現状業務フローのヒアリング・整理
まずは、現状の業務フローなどのヒアリングを行い、プロジェクトの目的や導入後の新体制、スケジュールなどを整理します。
Salesforce側・Slack側の最適な連携シナリオ設計
プロジェクトの目的に対する課題を整理し、それらを解決するための設計を行います。これには、SalesforceとSlack双方の最適な連携シナリオ設計を含み、業務フローや利用人数に合わせたワークフローを構築していきます。
標準機能+Flow+アプリ活用の組み合わせ提案
プロジェクトの目的や課題に合わせて、標準機能やその他アプリケーションとの組み合わせをご提案します。
導入後の定着支援・内製化支援
エス・ビー・エスでは、システム導入後も組織への定着支援や内製化支援を行っています。
まとめ:Slack連携でSalesforceの価値を最大化する
SalesforceとSlackの連携は、単なる通知には留まらず、業務フローのボトルネックを解消し生産性や売上の向上に寄与します。
営業進捗の随時共有、承認プロセスのスピードアップ、アラートによる失注対策など、日常業務に直結した機能が豊富に揃っており、組織全体のパフォーマンスを底上げすることが可能です。
『エス・ビー・エス株式会社 』では、Slack連携も含めたワークフローの構築を行い、現在の業務フローや課題に合わせた最適な導入支援が可能です。Salesforceの価値を最大化するためにも、ぜひ一度ご相談ください。
